自分に合った、職場環境を選んでいきましょう。

転職動機を明確化し、何を望み、何がしたいかを見つめ直したら、自ずと自らの進むべき道が分かってきませんか?



看護師は働く場所によって、働き方や役割、責任などが大変変わって来ます。


看護師免許で何をするか?

同じ看護師免許でも選択する仕事場や環境によって、仕事内容も、知識も変わって来ます。



介護士やヘルパーと違う点

しかし、看護師は介護士やヘルパーと違うのは「全てのことにエビデンスを持って関わっている」ことです。


経験から得た知識だけでなく、看護師の免許を取る為に費やした3〜4年の時間を役立てる場として働きたいですね


看護師の働き先の分布

看護職員(准看護師を含む)の就業者数は全国で1470421人と言われています。


その内、約62%の方が病院で働いています。


次いで診療所が21%、居宅サービス2.9%、介護老人保健施設2.8%、市町村2.4%、訪問看護ステーション2.0%、社会福祉施設1.4%、看護学校教務・研究施設1.08%、事業所0.7%、保健所0.6%、助産所0.13%、その他0.67%となっています(厚生労働省調べで診療所に含まれているのでしょうか。


そのデーターを見てもお分かりのように、看護師の働く場はたくさんあります。


このデーターに対称するかのように面白いデーターがあります。


このデーターは2010年に実際に看護職員が実際に就業している事業所のデーターですが、その翌年2011年3月に卒業した看護師が実際に就職した事業所の順位が出ていますので比較し易いように表にしてみました。

  2010年就業者 2011年新卒者の就職先
病院 62% 80%
診療所 21% 3%
居宅サービス 2.9%  
介護老人保健施設 2.8%  
市町村 2.4% 1%
訪問看護ステーション 2.0%  
社会福祉施設 1.4%  
看護学校教務・研究施設 1.08%  
事業所 0.7%  
保健所 0.6% 0.01%
助産所 0.13%  

看護師の就労場所率データの解説

2010のデーターでは老人保健施設などを詳細に区別していますが、居宅サービス・介護老人保健施設・社会福祉施設を合わせて7.1%だったのに対し、2011年新卒者のそれらの施設の合計は1%ほどでした。




この表から何が読み取れるかというと、新卒時は大半が病院に就職をしていますが、経験を重ねるうちにライフワークバランスなどを考え、卒業時に就職したところからは離れている事が分かります。





ライフワークバランスも大事ですが、経験値も大切です。





新卒で何の経験がないままに診療所や介護老人保健施設などに就職してしまうと、看護師として臨床経験がないまま、年数だけを重ねてしまい、いざ急変などで医療知識が必要な時に対応できないことになります。



経験値は何よりも変えられないものである

将来的に訪問看護に関わりたいと思っていても、患者さんが病院でどのように生活し、どのような環境を必要とし、在宅に戻ってきたのかの背景を知らないまま訪問看護師をするのはお勧めしませんし、経験が浅いと判断能力に欠けますので、在宅で何か判断をする際に経験値の浅さが邪魔をする事のないようにしたいですね。



もちろん、保健所や助産施設でも同様のことが言えます。



正しい保健指導を行えるようになるためには確立した知識や経験が必要です。



看護師として、あなたのやりたい事は明確になっていますか?

さて、あなたのやりたい事は明確になっていますか?



患者さんとじっくり、向き合うような看護がしたいと思っているのに大病院に転職したら、多忙でそれどこではなくなります。



それならば、介護老人施設などで日中はレクリエーションをしたり、入浴介助をしてじっくり患者さんと関わる時間を持てるところに就職したいですよね。



しかし、経験が浅いと何かと弊害が起こってきますので、将来的なことを見据えるなら、一旦は病院に就職をした方が賢明ですね。




一方、バリバリ最先端で働きたいと思っている人が町の医院で働こうと思いませんよね。



また、規模の大きな病院ではいろいろな専門分野が確立しています。



同様の事を前述していますが、同じ内分泌科でも、甲状腺、副甲状腺、副腎、下垂体、視床下部、すい臓と多岐に渡っています。




糖尿外来を専門医にされている病院もあります。


糖尿の勉強が好きで、その分野に興味があり、糖尿病看護の領域で働きたいなら日本糖尿病療養指導士認定機構が認定する糖尿病療養指導士の資格を取る事も有利な転職する第一歩です。



しかし、かなり厳しい受験資格なので転職先で「糖尿病療養指導士を取りたいので貴院を志望しました」と言うのも一つの手かも知れません。

外科も同じですね。



同じ、外科と名のつく診療科でも整形外科、消化器外科、脳神経外科、心臓血管外科など色々な外科があります。


私は学生時代、整形外科が大嫌いでしたが、いざ就職して整形外科の外来、整形外科の病棟と整形外科と関わるうちに整形外科が大好きになり、今では整形外科のスペシャリストのような状態になり、系列の看護学校に整形外科看護の講義に出向し、整形にこの人ありと言われるほどになっています。




このように、人は経験や出会いを重ねるうちに考え方も、嗜好も変わっていきます。




「食わず嫌い」という言葉もあるように、まだ未経験の診療科の中にあなたの一生を左右するものもあるかも知れません。




色々、たくさんの経験をすることは損ではありません。



たくさん経験した中から自分のしたいことを選ぶのも良いかもしれませんね。


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