残業が多い病院は転職の理由にあがっています。

平均的な看護師の残業時間

ある調査によると、看護師の平均残業時間は1.9時間/日だそうです。単純計算で月20日働いたとして1ヶ月38時間の残業をしていることになります。




これは平均的な数字であり、職場環境によってはもっと多くの残業を強いられているところもあります。




恐らく、この平均的な数字なら何の不満もないでしょう。




しかし、残業が毎日3〜4時間となると身体的負担が大きくなってきますよね。




もちろん、身体的負担が大きくなると精神的負担もかかってきます。




あくまでもこれは平均的な数字ですが、皆さんは月平均どれくらいの残業をされていますか?




平均的なOLさんの残業時間

世間一般のOLさんは9時〜17時まで働いて、残業があったとしても18時ぐらいまで、後はアフター5を満喫するというイメージが多いですが、これもある調査によるとOLさん平均残業時間は1.6時間で看護師とさほど大差がないそうです。




ではなぜ看護師だけ残業が多いように感じるのでしょう。



看護師はサービス残業が多い、または残業と言う概念がない。

看護師はサービス残業が多いと一般的に言われていますが、本当なのでしょうか。




私の一週間の残業を考えてみました。



月曜日 休日でしたが、グループ活動の打ち合わせのため、夕方に病棟へ。
火曜日 日勤。居残りの日なので、堂々と残業申告しました。
水曜日 午後勤務でしたが、主任会が長引き30分のサービス残業
木曜日 日勤、深夜入りで、深夜の段取りをしていたため1時間残業。
金曜日 深夜明け。委員会の資料を確認して貰うため1時間残業。
土曜日 準夜。委員会の資料の手直しのため45分残業。
日曜日 お休み
以上のような勤務でしたが、まともに残業を申請したのは火曜日の居残りの日だけです。





これを読んでおられる方は大半が看護師の方なので、これらの残業を申請しない理由はお分かりでしょう。




看護師の残業代は申告制のため30分くらいなら申告しないことがしばしばです。




では、なぜ申請しないのか。



それは残業が発生することは管理者の管理能力がないとみなされるため、管理職が残業申請を嫌がり、申請しないでサービス残業をすることがまるで美徳かのように扱われるのです。




そして、病院によっては自己啓発や自習のための残業には賃金を支払わないと定められている病院もあります。




看護師の残業事情はなんとなく分かって頂けたでしょうか。


残業代の計算方法について

ここで、残業代の計算方法について少し触れておきましょう。

労働した時間   割増率
所定労働時間 通常賃金  
実働8時間以内 法定内残業  
実働8時間超 時間外労働 25%以上
22時〜翌5時 深夜労働(時間外+深夜労働) 50%以上
22時〜翌5時 深夜労働(深夜労働のみ) 35%以上
法定休日 休日労働(法定休日に労働した場合) 35%以上
法定休日8時間超 休日時間外労(法定休日に8時間超労働) 35%以上
法定休日深夜 休日深夜労働(法定休日に8時間超労働) 60%以上

上記の表のように時間外で働いた場合、休日であったり深夜であったりするとそれに応じて割増率が変動します。





看護師は夜勤があるため、休日の深夜帯に残業すると普段の時間外の6割増の残業代が発生することになります。




実際の職場現場の流れのシュミレーション

では、実際の場面を想定してみましょう。



今日の日勤は手術患者3名、入院3名、心カテ1名。新人のフォローをしながらOP出しとカテ出しをして、糖尿の方のインスリン手技の指導。




「まともに日勤終わるかな」と不安に思っている16時頃に一本の電話がなり今から緊急入院。




「誰が入院受ける?」



「え?入院?今日は早く帰りたいのに」などみんな内心では色んな事を思いながら、結局はみんなで手分けして一人だけが遅くならないように協力し合う。



でも、まだ日勤の仕事が完全に終わっていない。



皆さんの職場ではこんな日常はないですか?



離婚率No.1は看護師


毎日ハードな時間を過ごし、その上残業続き。



そうなると体力的にも精神的にも大変な上、家事も疎かになりがち。



家事や家庭を犠牲にして、その結果はパートナーと上手くいかず離婚・・・なんてことにもなりかねません。


あるリサーチ会社が職業別の離婚率を調査したところ、看護師はダンサー、バーテン、マッサージ師についで第4位だったそうですが、これ、よく見ると女性の職業としては実質第一位のような感じがしますよね。




以前からまことしやかに、都市伝説のように囁かれていた「離婚率No.1は看護師」という噂は立証されてしまいました。



自立心が成長しすぎてしまうのも原因の一つ

もちろん、忙しくパートナーとのすれ違いだけが離婚の原因ではありませんが、これだけバリバリ仕事が出来ると、一人でもやっていけると思ってしまうことが最大の原因かも知れません。




話が脱線してしまいそうなので、本題に戻します。




その背景には急な残業でも一人だけ変えることが出来す、家庭を犠牲にしてきたツケが回ってくるのではないかと思います。




それに加え看護師は経済的に自立している方が多く、ほかの職業の方に比べて比較的簡単に離婚を選択してしまうのです。


残業が多いと他にも影響があります。

残業が多いと他にも影響があります。体が休まらない。三交代勤務では日勤後に深夜入りのシフトパターンが多く、十分な休息も出来ないうちに次の勤務に従事するのです。



だからと言って深夜勤務が定時に終わることもなく、疲労は蓄積していき不定愁訴を訴える看護師も少なくありません。



精神科や心療内科に通院している看護師もいます、睡眠薬を常用している看護師もいます。



精神的に辛くなり辞めていく人も。




そうならない為にも、残業の多い所から開放されて人間らしく仕事をしたいと思うのです。




次は技術が高度すぎてついていけないです→技術が高度

関連ページ

お給料が安いまたは低い
転職希望の理由TOP3に入る理由・・・その1です。
人間関係
良好な人間関係が築けたらベストですが、一度もつれるとやっかいなのが、人間関係。 その人間関係について、書いてみようと思います。
病院の技術が高すぎる
自分のスキルと適性またはちょっと上の病院とは桁違いに上の病院で今働いてる。ついていけない。。。といった事で、転職を考えられる方もおられます。
やりたいことができない
未来のビジョンがしっかりしているのに、その道、そのレールの上を走れない。やきもきしてしまう。そういった状態のときに、転職をしようと考えてしまうものです。
休みが取れない
休みが思うように取れない。時間が不規則すぎて・・・ 様々な事柄が原因で頭を悩ませてしまいますよね。
燃え付き症候群
走っている最中は無我夢中でもゴールをしてしまうと・・・虚無感にかられ、やる気、モチベーションが低下・・・病院を変えるという選択を取られる方もいらっしゃいます。
拘束が多い
ほぼほぼ、サービス残業になる可能性のある、勉強会や交流会こういった事柄も転職の原因とする方がいられます。
理想と現実のギャップ
少し私の部署の話をしますね。今年度は3名の新人さんが配属されました。1人は営業経験のある脱サラ組の30代の男性。1人は様々な職業を経験し最終的に看護の道を選び、准看護師を経て看護師になった40代の女性。最後の1人は衛生看護科を卒業しストレートで看護師になった20代の女の子。まぁ、三者三様です。営業経験のある男性看護師はさすが営業経験者。口が立ちます。しかし、先輩相手にも口が立つのでそこがちょっと残念なところ。40代の准看護師経験者の女性はさすがソツない行動ですが准看護師経験が邪魔を してエビデンスを考えずに行動する癖があります。ストレートで看護師になった20代の女の子は素直。絵に書いたような素直さ加減で、見つめられたら恥ずかしくなる暗い真っ直ぐな目をしていて、患者さんのことを本当によく考えています。たった3ヶ月しか経ってないこの6月にもう三人のキャラクターやパーソナリティがはっきりし、苦手なことが手に取るように分かります。