上司への報告

では、転職を決めたら退職しなければいけません。


退職の意向をどのタイミングで誰に伝えるのか。


基本的には直属の上司に退職の意思を伝えます。


病院の仕組みとしてはトップの理事長や院長の下に事務、診療部、看護部、検査部などがあり、看護部はその中でも各病棟に管理職がいます。


すなわち、直属の上司とは各病棟の師長(課長や看護長などと呼ばれるところもあります)に退職の意思を伝え、看護部・看護課のトップである看護部長、人事部に伝わるようになります。



転職の事由により例外もありうる。

しかし、前の記事でも少し触れましたが退職の理由がその直属の上司のパワハラなどが原因で退職の意思を伝えることで更なるパワハラが懸念される場合は直属の上司である師長ではなく、看護部長に直接、退職の意向を伝えても構いません。


そして、退職の理由をしっかり伝え、後に残ったスタッフが同じような辛い思いをしないようなんらかの改善策を講じてもらいましょうね。



後に残ったスタッフの事を考えるのなら、退職の意向を伝えるタイミングです。


これも前述していますが、「来週から来ません」というわけにはいきません。


民法第六百二十七条で「当事者が雇用の期間を定めなかった時は、各当事者はいつでも解約の申し入れをすることができる。


この場合において、雇用は、解約の申し入れの日から二週間を経過することによって終了する」とあります。


このように、退職の意向を伝えてから二週間が経過すれば退職は成立するのですが、あなたの周りの方が二週間後にいきなり来なくなってしまったら困りませんか?


その方が任せられていた委員会や係りの仕事は誰がすることになりますか?


同じように、あなたがいきなり「再来週から来ません」となると、あなたの任さられていた仕事を誰がいつ引き継いでくれるのか心配になりませんか。


少なくとも、その任せられていた仕事が患者さんに影響することなら、そんな無責任なことは出来ませんよね。



最低でも一ヶ月間ぐらいの間を空けて事前に伝える

看護師はシフト制で勤務しているので、最低でも今の勤務を全て遂行してからにしましょう。


また、次のシフトの勤務・休み希望の〆切までには伝えないと、あなたが辞めた穴埋めは誰がするのか。


ましてや、フルに勤務していたのなら、三交代では月に8〜10回ほどの夜勤、二交代なら4〜5回の夜勤はしていたはずです。


その夜勤を誰が穴埋めしますか?


既に10回ほどの夜勤をしているならあなたが行っていた夜勤を誰かが被ることになり11回、12回の夜勤を強いられることになります。辞めていく方は良いかも知れませんが、残された方は辛い思いをします。


それを回避するために、出来るだけ早めに(最低でも1ヶ月)のは退職の意向を伝えましょうね。


お互い様の精神

精神論になってしまいますが、自分の想いを突き通すことは簡単です。


しかし、ここはお互い様の精神で、去る側残される側がお互い気持ちよく仕事が出来るようにしたいですね。




退職届を渡すタイミング。

さて、上司へ退職の意思は伝えましたが、

  • @上司へ退職の意思を伝えるタイミング
  • A退職届を渡すタイミング。

この二つのタイミングはどうすれば良いでしょう。



退職の意向を伝えるタイミングと同時に退職願の提出が良いのでしょうか。


退職の意向を伝え、受理されてから退職届け、もしくは退職願いを提出すれば良いのでしょうか。



確固たる正解はありませんが、前章でお伝えしたとおり「退職願い」と「退職届け」は違った意味合いを持つので退職の意向を伝えるタイミング「退職願い」を提出し、退職が正式に受理されてから「退職届け」を提出するのが一番の理想の形です。



というのも、「退職願い」には「○月○日をもって、退職致したくここにお願い申し上げます」という内容を紙面上で明確にするものなので、提出した年月日が退職の意思を伝えた日付になります。



これがどういうことを意味するかというと、上記に民法第六百二十七条で「解約の申し入れの日から二週間を経過することによって終了する」とあるように雇用の解約を申し入れた日が確実に分かるものがここで発生するのです。



逆に言うと、もし退職に関してい引き止めがあり、退職の意向を「伝えた」「聞いてない」の水掛け論になった場合、退職願いを提出していれば、退職の意向を伝えた日付は一目瞭然で、このような問題が起こることもありません。


看護師は現在、どこの病院でも人手不足で退職者の引き止めが横行しているようです。


病院側としても、7:1の看護体制を維持したいので、一人でも辞めると維持が難しくなるため退職者の引き止めに必死になっているようです。


しかし、働く側としてはどこも人手不足なだけに引く手あまたであるため、比較的簡単に退職する傾向にあるように最近の退職者の動向を見ていると感じます。



次は書類などの各種手続き方法です→書類などの各種手続き方法

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